電送レセプトDon't
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電送レセプトの義務化が真近になって急遽トライした方が増えためか、ご質問が多くなりました。
その中で、電送ファイル作成で絶対禁忌の事項を強調する必要が出てきましたので、今後のための参考にしてください。

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(1)厚生省マスターをそのままの9桁の<コード>のままで派生項目にしないでください。
厚生省マスターの医療行為・薬剤のコードは9桁の数字からなっていますが、
その<コード>をそのままにして派生項目の欄を0→1に変更して使用する例がありました。
この様な場合、そのコードは派生コードとしてあつかわれるために、電送ファイルからは常に削除されます。
派生コードを作成する場合は、必ず、元のコードに'-1'などを付加して新たなコードを作成するようにしてください。

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(2) (1)と関連しますが、厚生省マスターの派生項目欄を1に変更しますと、EditHaseiCodeファイルから基本項目の編集が可能になります。
一度編集すると(EditHaseiCodeで基本項目欄にコードが入力されると)、 厚生省コードであるにもかかわらずその<コード>が<派生コード登録マスター>の<派生コード>欄に登録されてしまいます。
<コード>が<派生コード>欄に登録されますと、 この場合も電送レセプトから常に削除されます。
しかもそのコードを検査画像点数マスターなどで、派生項目欄の1を0に戻しても、常に電送ファイルからは常に削除されます。
これは非常に見つけにくいエラーとなります。

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(3)<レセプト集計用マスター>は常に最新の状態にしておいてください。
<レセプト集計用マスター>からひとつの厚生省マスターのコードが削除されるか、含まれていないとそのコードは電送ファイルに表示されません。

<レセプト集計用マスター>を常に最新の状態にするには、プロフェッショナルドクターであれば、メインフォームの下部のマスター保守の<編集>ボタン→レセプト用マスター編集タブの中の、<レセプトマスター編集>ボタンで実行できます。
MyProdocの場合は、<MyProdocユーザー情報>

<MyProdocユーザー用ユーテイリテイーファイルダウンロードサイト> →

<Dレセプトマスター編集画面を独立させた自己解凍圧縮ファイル<edit_master.EXE>(30KB)(2008-03-14修正版) >

で<edit_master.EXE>をダウンロードして解凍してご利用ください。
Dレセプトマスター編集画面を独立させた自己解凍圧縮ファイル<edit_master.EXE>(30KB)(2008-03-14修正版)

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(4)データベースのテーブル内容の変更は慎重に行ってください。

一般的に、自院データベースの内容の変更の原則は以下の通りです。

●独自にテーブルの<追加>・既存テーブルへの項目の<追加>は自由に行ってよい。
これは独自に機能を拡張するときには必要です。

●既存のテーブルや、テーブル内の項目(フィールド)は絶対に<削除>しない。

●既存のテーブル内の項目(フィールド)の項目名(=フィールド名)やデータ型の<変更>はしない。

最近、電送レセプトでエラーが出た事例で、電送ファイルの回数欄が1になるべきところが空欄になる、という例がありました。
調べたところ、結論としては、検査画像診断マスターの、
<注加算コード>・<注加算通番>のデータ型を
varchar(20)から
TEXT型へNull値を許さない設定で変更していたのが直接の原因でした。

そのため、データ型を変更時に<注加算コード>・<注加算通番>内に長さ0の文字列が自動的に入力され、結果として派生コードが<注加算コード>・<注加算通番>にすべて同じ長さ0の文字列をもつという事態を引き起こし、
その結果として派生項目同士が適当に集計され、レセプト適用欄の並び順が変更され、EditHaseiCodeで編集された最下部の行の回数欄が(コードの並びが変った結果として)表示されなくなりました。

このようにデータ型の変更は直接的にすぐに異常な結果がわかるような現象を起こすだけでなく、
この場合のような一見関係がなさそうな異常現象の原因になることがありますので、 決められたデータ型以外に変更しないようにしてください。


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